納豆嫌い克服【2.マヨネーズ&オリーブオイルを活用・まったり感で包み込む】

食のこと

前回の納豆嫌い克服【1】では、小学生の頃に納豆嫌いを克服しようと思った理由と納豆に慣れる方法を紹介した。まずは口に含む↔︎好きなふりかけ類を混ぜて食べる(下図①②③)、これを慣れるまで繰り返すという話だった。今回はその続き、高校時代のマヨネーズの話。

マヨネーズの衣を納豆に纏(まと)わせる

今ではお好み焼きにマヨネーズは標準装備だが、昭和50年代(1975年〜)はまだ全国区ではなかった。昭和60年頃(1985年〜)にもなると、マヨネーズをやたらと使用するレシピやB級グルメが広がりを見せ始めていた。マヨネーズ好きを指す「マヨラー」という言葉はまだ存在しなかったが、マヨラーは確かに増えていたと思う。
私の高校時代は昭和59年(1984年)からスタートした。昔は無かったオプションが千葉県のお好み焼き屋にも現れた。納豆、チーズ、キムチ入り・・そこに当然マヨネーズを塗りまくるので、納豆とマヨネーズの融合は自然な形で始まった。

昭和のマヨラー(若くて健康だから許される楽しいB級グルメ)

納豆+マヨネーズはもはや珍しい組み合わせではないが、以下に私の高校〜大学時代の行動を簡単にメモ書き。あくまでも納豆嫌いを克服する為の手段なので、くれぐれもマヨネーズを過剰摂取しないこと。
・お好み焼きの生地に納豆を混ぜ、マヨネーズを掛ける
・チャーハンに納豆を入れて醤油・黒胡椒で味付けて、マヨネーズ掛け
・トーストにマヨネーズを塗り、醤油で味をつけた納豆を載せて、黒胡椒を散らす
・納豆にキムチ・醤油・ノリをたっぷり混ぜる
この頃の私はもはや納豆嫌いではない。けれど味わうレベルには程遠い。絵の具を混ぜて新しい色を生み出すが如く単純に楽しいのとマヨネーズの油と化学調味料の中毒だ。懐かしい若気の至り(笑)。

マヨネーズ&納豆の注意事項(マヨネーズは何でできているの?)

そもそもマヨネーズはどうやって作るのか。卵黄・塩・酢を混ぜる→植物性の油を少しずつ加えて白っぽく(乳化)させたら出来上がり。好みで胡椒やガーリックパウダーを入れてもオツな味。
では、市販のマヨネーズには何が入っているのか。一般に広く販売されている商品の裏には、食用食物油脂・卵黄・醸造酢・食塩・香辛料・調味料(アミノ酸)・香辛料抽出物と記載されている。さらに業務用マヨネーズになると、もはや素人には解読不可能となる。
以上を踏まえて懸念されることは・・
注1)乳化させた植物油はすでに酸化している
注2)アミノ酸などの旨味調味料は中毒に
注3)香辛料抽出物など科学的に合成・抽出された調味料は安全か
注4)加熱調理すると食品はさらに酸化する

注1)酸化した食品がどれだけ身体にダメージを与えるかは、多くの書籍で説明されている。良質なYouTube動画なども沢山投稿されているのでご確認を。健康体で適量の摂取ならば神経質になる必要はないが、自分が何を食べているのかを理解してから食べることが大切だ。
注2)旨み調味料については、前回のふりかけの話でも言及した。とにかく中毒になるので、本当に美味しいものを味わえる舌を保つためにも過量摂取には注意したい。
注3)食品添加物は基本的には安全性が認められているらしい。書籍で確認することをお勧めするが、とにかく素人には難しい。食品添加物のプロが書いた書籍を数冊読んだところ、安全性について「グレーです」の表記が多い。例えば、個々の物質の「安全性は動物実験で確認されている」が「複数の添加物を混ぜて食べる」「加熱して食べる」「長期間食べ続ける」とどうなるか、までは確認されていないそうだ。
注4)食品は加熱すると酸化、変質する。加工品は完成した時点ですでに元の食品から変質している。それをさらに加熱(マヨネーズを加熱する・納豆を高温で調理する)した際の影響は個人差もあるので誰にも分からないだろう。

以上、最低限の注意点を記載した。健康な若者が神経質になる必要はないが「はっきり分かっていない」ことも多いので、納豆嫌いを克服する為の方便として、たまに楽しむのが良さそうだ。納豆が食べられるようになったら、できるだけ加熱せずにシンプルに。

マヨネーズが嫌いな人は・・オリーブオイルを纏(まと)わせる

マヨネーズが苦手の人には、オリーブオイルに塩・胡椒がお勧め。マヨネーズ同様、油のまったり感は食べにくい食材を食べ易くしてくれる。以下、昔、好きだった組み合わせ。

納豆に塩を混ぜかき混ぜる→オリーブを少量加え、黒胡椒を振り掛ける

混ぜるオリーブオイルは、エキストラバージンオイル。味の選択肢があるならば、マイルドなものよりもグリーン味の強い辛めのオリーブオイルがお勧めだ。「大豆の甘味&納豆臭さ」と「グリーンオリーブの青臭さ&辛み」が素敵なハーモニーを奏でる。塩はミネラル成分がしっかり残っている海塩か岩塩を。黒胡椒の代わりにカレースパイスでも。

しかし、やはりオリーブオイルにも注意事項がある。大豆の中にすでに良質の油が含まれている。そこにオリーブオイルを加えると食物油の摂り過ぎになる。納豆が食べられるようになったら塩と黒胡椒だけでも十分美味しい

前回と今回のまとめ

前回のまとめ
1、納豆をひと粒口に含んでみる
2、好みのふりかけ類を混ぜる
※口に含むのは未知の食品に出会った時に有効な手段・決して頑張らない・気長に慣れるのを待つ

今回のまとめ
3、マヨネーズと和えてみる
4、オリーブオイルと和えてみる
※注意事項:食品酸化・化学調味料・食品添加物に配慮する・植物油の過量摂取に注意する

TAKA
TAKA

今回紹介した「納豆にオリーブオイル」のアイデアは私のオリジナルではない。アイデアをくれたお店に敬意を表して昔話を。
平成25年(2013年)頃、勤めていた食品商社から少し足を伸ばすと、秋葉原エリアにおにぎり専門店があった。精米機のメーカーが経営していたのかお店の入り口に機械が展示してあったと記憶している。おにぎり具材のメニューに「オリーブ塩」というものがあったので迷わず注文した。その時の感想は「うーん、不味くはないけど、美味しくもない、、ぼんやりした味」だった。その後、数回食べてみたものの、感想は同じ。しかし、まったり感がクセになるように思った。
その後、会社の移転でこのおにぎり屋さんに行くことは無くなったが、ふと思い出して自宅で作ってみた。まずは納豆に塩とオリーブオイル、物足りないので黒胡椒を添加、、すると薄ぼんやり感が消滅した。ここからハマった。今はもうマヨネーズもオリーブオイルも食べない。若くて体力があった頃の楽しい思い出。2025年1月

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